ダートの軽い馬場とは？軽いダートでの予想方法

ダートでは、軽い馬場や重いダートなど、馬場状態について様々な表現方法があります。

ダートにおける軽い馬場とは、含水率が低く、乾燥したダートのことを表します。

では、軽いダートの馬場状態では、どのように予想をするべきでしょうか？

当記事では、ダートの軽い馬場のときに有利な馬や軽いダートの競馬場について解説していきます。

この記事を読んで分かること

• ダートの軽い馬場と重い馬場の違い
• ダートの軽い馬場で有利な馬の条件
• ダートで軽い馬場である競馬場3選
• ダートで軽い馬場がどうか見分ける方法

ダートの軽い馬場とは？重いダートとの違い

軽いダートとは含水率が低く乾燥している状態

ダートにおける軽い馬場とは、砂の含水率が低く、乾燥している状態を指します。

ダートが乾燥するとは、馬場の表面が固くなり、足元のグリップが増すことを意味します。

その結果、馬は地面からの反発力をより得やすくなり、推進力を増すことが可能になります。

乾燥したダートは、雨が少ない季節や、特定の気候条件下でよく見られます。

競馬場の管理者は、時に水を撒いて馬場の状態を調整することもありますが、自然の状態や天候によっても大きく左右されます。

軽いダートは走破時計が早くなる

ダートの軽い馬場では、馬の足が深く沈み込むことが少なくなります。

軽い馬場では、馬は推進力を効率よく変換でき、結果として全体の走破時計が早くなる傾向にあります。

走破タイムの速さは、特に長距離レースで顕著になることがあり、馬や騎手にとっては、戦略を練る上で非常に重要な要素となります。

速い馬場は、スピードに優れる馬の能力を最大限に引き出すことができるため、レースの予測を立てる際には、馬場の状態を考慮に入れる必要があります。

軽いダートは上がりタイムも早くなる

上がりタイム、つまりレースの最終段階での速度も、ダートの軽い馬場では通常よりも早くなります。

上がりタイムが早くなる理由は、レース初期段階で馬が消耗するエネルギーが少なく、最終的にスプリントでの加速力を保持しやすいためです。

ダートの軽い馬場では、疲労が少なく、終盤での加速が求められるレース展開で、特に利点となります。

ダートの軽い馬場はどんな馬が有利なのか？

優秀な走破時計でのパフォーマンスを持っている馬

軽いダート馬場で有利となる馬は、優秀な走破時計を記録している馬です。

走破タイムが早いの馬は、速い馬場でのレースにおいて、そのスピードと持久力を生かすことができます。

走破時計が優秀な馬は、固い馬場においても力を発揮しやすく、地面からの反発力を最大限に活用して速度を上げることが可能です。

したがって、乾燥して硬いダートの馬場では、早い走破タイムを出せる能力のあるの馬が他の馬に比べて明確なアドバンテージを持つと言えます。

脚抜きがよく逃げ先行馬が有利

軽いダート馬場では、脚抜きがよい馬、特に逃げや先行策を取る馬が有利になります。

逃げや先行を得意とする馬は、レースの早い段階で先頭に立ち、その速度を維持する能力が高いため、軽い馬場でのレースでは有利に働きます。

脚抜きが良いとは、馬が足を地面に入れて抜く際の動作がスムーズであることを意味し、これにより、レース全体を通じてエネルギーの消耗を抑え、最後まで速度を維持することが可能になります。

このため、スタートから積極的にレースをリードする戦略が、ダートの軽い馬場では特に重要になります。

ダートで軽い馬場の競馬場3選

東京競馬場のダートは軽い

東京競馬場のダートコースは、日本の中のダートでも最もスケールの大きな競馬場です。

一方のダートコースは1周距離が1899メートル、直線の長さが501.6メートルと、正真正銘、日本一のスケールを誇る。

（参照）JRA 東京競馬場

東京競馬場のダートは、一般的に軽い馬場状態を維持しており、速い走破時計が出やすいとされています。

定期的なメンテナンスと天候に応じた馬場調整が行われ、最適なレース環境が保持されています。

京都競馬場のダート

京都競馬場のダートコースも、軽い馬場の一つです。

京都のダートは、その独特の構造と土質により、乾燥して硬い馬場が形成されやすく、早い走破タイムを出しやすい環境を生み出しています。

馬場の状態は季節や天候によって変化しますが、京都競馬場では、レースごとに馬場の状態を細かく調整し、公平で速いレースが行われるよう努めています。

福島競馬場のダート

福島競馬場のダートコースは、他の競馬場と比べても軽い馬場の条件を持つことで知られています。

福島のダートは特に夏場に軽くなりやすく、速い走破時計の記録を出す要因となっています。

福島競馬場では、馬場のコンディション管理に特に注意が払われており、レースの公平性と安全性を確保するために、常に最高の状態を目指しています。

ダートで軽い馬場がどうか見分ける方法とは

走破タイムを基準タイムと比較して早いと軽いダート

ダートが軽い馬場を判断する方法の一つは、走破タイムをそのコースの基準タイムと比較することです。

一般的に、走破タイムが基準タイムよりも明らかに早い場合、それは馬場が軽く、速い走行が可能であることを示しています。

基準タイムとの比較により、競馬ファンや関係者はその日の馬場の状態を把握し、レースの予測や戦略を立てる際の重要な指標として活用することができます。

上がりタイムが基準タイムよりも早いと軽いダート

また、ダートが軽い馬場かどうかはレースの最終段階での上がりタイムでも判断できます。

レースや調教で、最初を「テン」、中盤を「なか」、終盤を「しまい」または「上がり」という。

（参照）JRA 上がり

上がりタイムがコースの基準タイムより早い場合、馬場が軽い状態であることを示しています。

ダートの軽い馬場では、馬は終盤にかけてもエネルギーを効率よく地面に伝え、加速することが可能になるため、上がりタイムが速くなります。

ダートは軽い馬場と重い馬場どちらが当てやすいのか

軽いダートの方が軸馬を絞りやすい

軽いダートでは、各馬の走力の差が現れやすく、走破タイムが早い馬が上位に入る確率が高くなります。

そのため、軸馬を選ぶのが比較的容易になり、馬券も買いやすくなるでしょう。

また、軽いダートのときは天候も良いことが多く、レース展開の予想もしやすいため、当たりやすい傾向にあります。

重いダートは荒れる展開が多く高配当がでやすい

一方、重いダート馬場では、馬場の状態が馬のパフォーマンスに大きな影響を与えるため、レースの結果が不確実になりがちです。

競馬における不確実性は、予想外の結果が生まれやすく、それが高配当のチャンスを生み出します。

重い馬場は、力強さや持久力を重視する馬選びを要求し、結果として、予想が困難になりますが、それが競馬の醍醐味を高め、高いリターンを期待することができる要因となります。

重いダートで有利な馬は？軽い馬場との違い

重・不良馬場に強い血統の馬

重いダートや不良馬場に強いとされる馬は、特定の血統によく見られます。

重いダートが得意な血統は、重い馬場での力強い走りや持久力を発揮する能力が高いことが知られています。

重馬場に適応する能力は、しばしばその馬の先祖から受け継がれる特性であり、ダートに強い血統の馬は、雨によって馬場が重くなった際にも、安定したパフォーマンスを見せます。

馬体重が500kg以上の馬

重いダート馬場では、馬体重が500kg以上の馬が有利とされています。

体重が重い馬は、体の大きさと重さを活かして、力強い走りを見せることができます。

重い馬場では、速さだけではなく、前に進む力強さも求められるため、体重が重い馬の方が有利です。

まとめ

• 軽いダートとは含水率が低く、乾燥しているダート
• ダートの軽い馬場は走破タイムや上がりタイムが早くなる
• ダートの軽い馬場では早い走破タイムをもつ馬が有利
• 軽いダートでは先行馬が上位に入りやすい
• 東京競馬場や京都競馬場は軽いダート
• 走破タイムや上がりタイムでダートが軽い馬場がどうか見分ける
• ダートでは軽い馬場の方がレース展開を予想しやすい
• 重いダートは荒れた展開になりやすく高配当がでやすい
• 重いダートでは血統に対する知識が的中率に影響する