競馬のプロは本当にいない?過去に実在した馬券のプロ

競馬のプロはいないのか

競馬には、不確定は要素が多すぎるため、安定的に稼ぐことは難しいとされています。

しかし、過去には競馬で1億円以上も差益を出したプロが存在しました。

当記事では、過去に明らかとなった競馬のプロの実情と、競馬で生活するプロ馬券師についてご紹介します。

競馬で稼ぐ人がどのように稼いでいるのか気になる方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んで分かること

  • 過去に実在した競馬のプロについて
  • 競馬のプロがいないと言われる理由
  • 競馬予想をするプロ馬券師とは
  • プロ馬券師になるためには
目次

競馬のプロは本当にいない?過去に実在した馬券のプロ

2013年に大阪地裁で所得税法違反で有罪判決を受けた競馬プロがいた

2013年5月23日に、競馬で稼いだ所得に対する税金を収めなかったとして、懲役2ヶ月、執行猶予2年の有罪判決を受けた競馬プロがいます。

有罪判決を受けたのは大阪市の元会社員で、2005年から2009年の5年間で、35億986万円の馬券を購入し、払戻金は36億6493万円。

差益は1億以上になり、回収率は104.4%と100%を超える収支を記録していました。

有罪判決を受けた競馬プロは市販の予想ソフトを活用していた

有罪判決を受けた競馬プロは、JRAのネット投票システムを通じて、元手100万円からスタートしていた。

競馬プロは、市販のソフトを使い、レースに対する様々な要素を分析し、高額配当馬を的中させる方法を編み出した。

最終的には、馬券を自動購入するシステムを組み、回収率100%以上の成績を残していたとみられる。

競馬のプロは実在する

今回、事例に挙げた競馬プロは、所得税法違反で逮捕されるという残念なかたちでの登場となったが、他にも競馬で稼ぐプロは存在すると予想される。

私たちの身近に競馬のプロがいないのは、あまり目立ちすぎると、面倒だと思っているからかもしれません。

参照 裁判所 平成25(う)858  所得税法違反被告事件

競馬のプロがいないと言われる理由

競馬は365日開催しているわけではないため

巷で競馬のプロがいないと言われる理由の1つとして、競馬が365日いつでもどこでも開催されていないことが挙げられます。

パチンコであれば、全国どこでも店舗があり、毎日決まった時間に稼ぐことが可能です。

しかし、競馬に関してはレースが毎日開催されておらず、生活費を稼ぐだけのレース数がひらかれていないことがプロがいないと言われる要因となっています。

不確定要素が多く期待値がブレやすいため

また、競馬では馬だけでも、血統、調教、過去のレース成績、騎乗する騎手など期待値を出すために考慮するべき要素が多いことがプロがいないと言われる要因となっています。

パチンコであれば、台ごとに機種割が設定されており、台に座ったときの期待値が算出できます。

一方で、競馬の場合、期待値を算出したとしても、その日の天候や、馬の健康状態によって期待値が大きくブレしまいます。

プロ馬券師として生活している人はいる

競馬で馬券を買い収入を得ている競馬プロはほとんどいませんが、プロ馬券師として生活をしている人は大勢存在します。

自ら馬券を購入し、生活できるだけの収益を得るのは並大抵のことではありませんが、競馬予想をし、予想を売るプロ馬券師であれば、生活できるレベルまで稼ぐことは可能です。

次に、競馬のプロ馬券師について解説します。

競馬はプロ馬券師なら生活できる?

競馬のプロ馬券師とは

競馬のプロ馬券師とは、自らの予想を販売してお金を稼ぐ人たちのことです。

競馬予想は、競馬新聞や競馬情報誌でも見ることができますが、フリーで活動しているプロ馬券師も存在します。

馬券は、購入した瞬間に25%控除されてしまいますが、競馬予想の販売は、元手がかからない高収益の稼ぎ方と言えます。

プロ馬券師はどうやって稼ぐのか

競馬のプロ馬券師が主に稼ぐ手段としては、競馬情報誌と契約し予想を提供することでもらう収入や、SNSなどで販売している競馬予想の販売収益などがあります。

SNSやYouTubeの普及により、競馬の予想力さえあれば、誰でもどこにいてもプロ馬券師として稼げる時代となりました。

最近では、競馬記者をやるよりも、SNSで影響力をつけ、自分の予想を売った方が稼げるようになっている状況です。

競馬のプロ馬券師に求められるものは?

馬券の回収率

プロ馬券師にとって、馬券の回収率は最も重要な指標の一つです。

高い回収率を維持することが、長期にわたり利益を得る上で不可欠です。

回収率の向上には、過去のレースデータや馬のコンディション、騎手の成績など、多岐にわたる要素を分析し、精度の高い予想を立てる能力が求められます。

また、レースの状況に応じて柔軟に賭け方を変える戦略も重要です。

自分独自の予想ロジック

競馬のプロ馬券師は、一般のファンとは一線を画す、独自の予想ロジックを持つことが求められます。

このロジックは、数多くのレース分析から導き出されるもので、独自のデータベースや分析ツールを使用することもあります。

長年にわたる経験と知識が蓄積された予想ロジックは、競馬予想の精度を大きく向上させ、他の追随を許さない差別化要因となります。

購入してもらえるだけの説得力

プロ馬券師が提供する予想には、ファンが実際にお金を投じて購入するだけの説得力が必要です。

そのためには、予想の根拠を明確にし、過去の成功例を示すことが重要です。

また、予想のロジックをわかりやすく説明し、ファンが自身で判断するための情報提供も欠かせません。

信頼性の高い情報と、それを支える分析能力が、ファンを惹きつけ、説得する力となります。

競馬のプロ馬券師がやる回収率の上げ方とは

トリガミをしないこと

トリガミを避けるため、プロ馬券師はリスク管理に細心の注意を払います。

購入する馬券の選定にあたり、リスクとリターンのバランスを常に評価し、期待値が正の投資を選択します。

小さな利益を積み重ねることで、長期的な回収率の向上を目指します。

期待値の低い馬券を買わない

期待値が低い、つまり長期的に見て損失をもたらす可能性が高い馬券の購入は避けます。

競馬のプロ馬券師は、詳細なデータ分析を行い、各馬券の期待値を計算します。

高い確率でリターンをもたらすと判断される馬券のみを購入することで、不要な損失を避け、資金の効率的な運用を図ります。

複数の式別を使い分けること

一つの式別に固執せず、複数の賭け方を使い分ける戦略がプロ馬券師には求められます。

レースの状況や自身の分析に基づき、単勝、複勝、ワイドなど、さまざまな賭け方から最適なものを選択します。

異なる式別の特性を理解し、それぞれのメリットを活かすことで、リスクを分散し、回収率の向上に繋げます。

競馬のプロ馬券師が馬の見極め方で見るポイント

馬の血統

競馬のプロ馬券師は、馬の血統によって出走する馬のレース適正を見極め、着順を予想していきます。

馬は、血統によってある程度能力値が決まっており、ダートが得意な父から生まれた馬は、ダートが得意になることが多いです。

そのため、出走する馬の血統を見ることで、どの馬が上位に食い込んでくるのかを予想しています。

過去のレース映像

競馬のプロ馬券師の中には、過去のレース映像をもとに競馬予想を行う方がいます。

馬ごとに着順だけではなく、どのようなレース内容で勝ったのか、負けたのかまで頭に入れておくことで、予想するレース展開の精度が変わってきます。

前走のレースでの結果が悪かったものの、状態は良いと判断したら、馬券にいれる可能性もあります。

調教タイム

競馬のプロ馬券師によっては、調教が最も需要な要素と言う方もおり、調教時点での状態によってレースの結果予想をしています。

調教時点で好タイムを出していても、タイムに波があり安定していない場合は、馬券を広く買って、予想が外れたときの保険をかけるケースも存在します。

トレーニングの時点でどれだけの調整がでているのかもプロ馬券師にとって重要なファクターです。

競馬のプロ馬券師がするレース選びとは

軸馬が決まっているレースを予想する

競馬のプロ馬券師が予想をするレースは、軸馬が1頭もしくは2頭に定まっていることが挙げられます。

プロ馬券師は、回収率とともに的中率も求められているため、大穴ばかり狙うよりも、ある程度の的中率が確保された予想を行う必要があります。

そのため、軸となる馬が決まっているレースをメインに予想を行っていきます。

不確定要素が多いレースは参加しない

競馬のプロ馬券師は、不確定予想が多いレースは予想しないことも大切です。

競馬において回収率を上げるには、参加するレースを絞ることも重要になってきます。

プロ馬券師も、当たる確率の高いレースに参加するため、予想がしにくいレースは捨てることがあります。

競馬のプロ馬券師になるメリットとは

自由な生活ができる

競馬のプロ馬券師になると、時間や場所に縛られずに仕事ができるようになります。

競馬場やインターネットを通じて、世界中どこからでも馬券を購入し、情報収集や分析を行うことが可能です。

そのため、自分のライフスタイルに合わせて働くことができ、趣味や家族との時間を大切にしながらも、収入を得ることができます。

実力があればどんどん稼ぐことができる

競馬の世界では、実力と知識が直接収入につながります。

市場の動向を正確に読み解き、適切な戦略を立てることができれば、大きなリターンを得ることが可能です。

成功すればするほど、その報酬は増えていきます。

プロ馬券師は、継続的な学習と経験によって、自らの判断力を磨き、より高い収入を目指すことができます。

人とのつながりが広がる

プロ馬券師になると、同じ興味を持つ人々や業界の専門家とのネットワークが広がります。

レースの分析や情報交換を通じて、多様な視点や新たな知識を得ることができ、それが自身の成長につながります。

また、競馬イベントやセミナーへの参加を通じて、貴重な人脈を築くことも可能です。

これらのつながりは、競馬のみならず、人生においても大きな価値を持ちます。

競馬のプロ馬券師になるデメリット

収入が不安定

競馬のプロ馬券師として活動する場合、収入の安定性が大きな課題となります。

市場の変動や自身の予想の正確性によって、収入が大きく変動するため、安定した生活を送ることが難しくなる可能性があります。

また、連続して予想が外れると、収入源が途絶えるリスクも伴います。

予想を当てなければ収入も減っていく

プロ馬券師の収入は、予想の正確性に直結しています。

つまり、予想が当たらなければ当たらないほど収入が減少するという直接的な影響を受けます。

このような状況は、精神的なプレッシャーにもなり得るため、予想を外すことへの恐れがパフォーマンスに影響を及ぼすことも考えられます。

競馬のプロ馬券師になる方法とは

大手サイトのプロ馬券師に登録する

競馬のプロ馬券師を目指す第一歩として、信頼性の高い大手競馬予想サイトにプロ馬券師として登録する方法があります。

登録には、自身の予想実績や競馬に関する深い知識が求められることが多く、選考を通過することで公式にプロ馬券師と認定されるケースがあります。

有料予想サイトと契約する

有料予想サイトと契約し、自身の予想を提供する方法もあります。

こちらでは、一定の成功報酬や契約に基づく報酬を得ながら、実績を積み重ねていくことが可能です。

予想の精度が高く、定期的に的中させることができれば、高い評価を得て、より多くのフォロワーを獲得することができます。

SNSやYouTubeで発信する

SNSやYouTubeなどのプラットフォームを活用し、自身の競馬予想や分析を発信することも一つの方法です。

視聴者からの直接的なフィードバックやサポートを受けながら、フォロワーを増やし、影響力を拡大していくことができます。

継続的に高品質なコンテンツを提供することで、プロ馬券師としてのブランドを確立し、さまざまな収益化のチャンスを掴むことが可能になります。

まとめ|競馬のプロはいないと思われているが実在する

競馬は不確定要素が多いため、安定して稼ぐプロはいないと思われていました。

しかし、過去に1億以上稼ぐプロがいたように、競馬にもプロが存在しています。

また、競馬にはプロ馬券師という職業もあり、SNSによって誰もが発信できるようになった今、稼ぎやすい仕事とも言えます。

競馬で儲かっている人の中には、馬券を当てて稼ぐ人から、競馬予想を販売して稼いでいる人もいます。

ご自身の得意なことを活かした稼ぎ方をすることをおすすめします。

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